【悪循環】生理は貧血を引き起こし、貧血は生理不順を引き起こす

女性は、男性に比べ約10倍貧血症状が起こりやすいと追われています。

 

その男女差を生み出すもっとも大きな原因が毎月の生理による出血です。

 

また、ダイエットのための食事制限や偏食によって毎日の鉄分の補給量も足りていないため、女性の貧血は大きな問題となっています。

 

貧血を放置は、冷えやむくみにも繋がり、やがて生理不順、そして不妊や心臓の病気に繋がるリスクもあります。

 

こちらのページでは、女性の体と切っても切り離せない「生理と貧血」の関係について調べまとめてみました。

生理の出血が貧血の原因になる

過多月経、頻発月経は貧血に要注意

女性の体は生涯を通じて常に貧血のリスクと向き合う宿命を負っています。

 

女性が男性に比べ貧血が起こりやすい理由を改めて調べてみると、

 

毎月の生理時に大量に出血をするため
・妊娠・出産・授乳時に鉄分を大量に使用するため
・過度なダイエットや食事制限を行うため

この中でも特に生理の出血は、血液量として60mlから80ml、鉄分量として毎月24rから32rほどの鉄分を体外に排出しまいます。

 

この量は、毎日食事で摂取すべきとされる鉄分量は10rと言われていますので、理想の鉄分量が含まれた食事3日分の鉄分量に相当します。

 

現代人の食習慣では毎日10rの鉄分を食事から摂れている方はごく稀ですので、生理時に貧血症状で悩む女性の後が絶たないこともうなずけます。

 

特に生理時の出血が多い「過多月経」や生理の頻度が乱れる「頻発月経」の女性は、生理中に貧血症状が起こってしまう確率が大幅に高まってしまいます。

貧血症状が現れやすい生理トラブル1:過多月経

過多月経とは

過多月経とは、次のような生理トラブルを指します。

 

・1回の生理の出血量が150mlを超える
・出血の度にレバーのような塊がでることがある
・夜用のナプキンを当てても1時間もたないことがある
・量の多い出血が1週間ほど続く

 

過多月経は、ホルモンバランスの乱れや子宮内膜症や子宮筋腫等の子宮系の女性疾患が原因で発生します。

 

上記のような出血が異常に多い生理が頻繁に起きる方は、女性疾患が疑われますので婦人科での診察も視野に入れるようにしてください。

貧血症状が現れやすい生理トラブル2:頻発月経

頻発月経とは

頻発月経とは、生理周期が短く月に2回生理がきたりするような症状を持つ生理トラブルになります。生理が2度くるだけでなく、継続期間が長めであることも頻発月経の特徴です。
頻発月経は、発生している原因によって3つの名前で呼ばれることがあります。

 

原因1:無排卵性頻発月経
原因2:卵胞期短縮型頻発月経
原因3:黄体機能不全型頻発月経

無排卵性頻発月経とは、卵巣機能が低下により排卵がうまく行われず月経の期間が短くなっていることが原因の頻発月経を指します。

 

卵胞期短縮型頻発月経は、ストレス等により生理後の卵胞期に受精卵が成長するために必要な女性ホルモン(エストロゲン)が減少し、卵胞の成長が遅れることで起こる頻発月経を指します。

 

黄体機能不全型頻発月経は、黄体期に必要な黄体ホルモン(プロゲステロン)の分泌量が下がり、黄体期の期間が短縮することで起こります。

 

いずれの頻発月経にしても、通常の生理よりも出血量は増えるため貧血リスクが大幅に高まります。

 

過多月経の方も頻発月経の方も貧血のリスクは極めて高いと言えますので積極的な鉄分の摂取が必要になります。

貧血が生理不順を引き起こすことも

貧血は生理不順の原因になる

鉄分不足による貧血は、卵巣の働きに大きな悪影響を及ぼすため生理周期と密接な関係を持っています。

 

体内で貧血が起きることで、黄体ホルモン(プロゲステロン)の分泌量が減少します。

 

女性の生理周期は卵巣ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)のバランスが保たれることで周期が安定しています。

 

体が貧血状態となり、プロゲストロンの分泌量が減少することでバランスが崩れ、その結果生理不順がおこります。

 

また、貧血に陥ることで脳が母体の生命維持を優先し、妊娠を拒否=生理を止めてしまう働きも貧血が生理不順につながる理由と考えられています。

生理+貧血+頭痛=虚血性貧血に要注意!

生理中には、子宮周辺の組織が活発に働きます。

 

そのため、本来は脳に送るべき血液を子宮や周辺の組織へ優先に届ける働きが起こり、血液の供給に偏りが出ることによって貧血症状が起こることがあります。

 

生理中のメカニズムに引きづられ発生する特殊な貧血を虚血性貧血と言います。

 

脳への血液供給が滞ることで頭痛が起こりやすくなったり、最悪の場合は心筋梗塞の原因に繋がることもあります。

 

生理中に貧血の症状は感じることはないけど、頭痛がひどくあらわれる方は特に意識的に貧血対策を行うようにしてください。

貧血対策の基本は食事の改善から

生理中、生理以外関わらず、貧血症状の対策の基本は食事の改善が基本になります。

 

普段ダイエット目的で野菜中心の食生活をしている方は、吸収力の高いヘム鉄が豊富に含まれる肉類(特に牛レバーや鶏レバー)や魚(マグロやカツオ)を中心としてメニューに切り替えるようにしましょう。

 

また、鉄分の吸収効率を高めるビタミンCが豊富に含まれるレモンやグレープフルーツ、みかんなどの柑橘類もあわせて摂ることでより高い効果を得ることができます。

 

上記の食材が苦手な方や気軽に鉄分を補いたい方は貧血サプリを活用する方法もおすすめです。

貧血を改善して生理不順とさよなら

今回、生理不順と貧血との関係についてご紹介しました。

 

ずっと生理の周期が安定せずに生理不順に悩みを抱えていた方が、鉄分を意識した食生活に変更した途端改善したとの報告がいくつも見つけることができます。

 

人間の体にとって鉄分は必要不可欠な燃料です。

 

定期的な体のメンテナンスだと考えて、鉄分を補い、辛い貧血症状とさよならしましょう。