夜勤続きで生理不順。生活リズムと生理不順の関係は?

今の時代、女性も男性に負けないほどよく働く方が増えました。 そんな中で夜勤のお仕事をされている女性の方が「生理不順」で悩んでいる声をよく耳にするようになりました。

もしかしたらあなたも実際に、夜勤や深夜までの残業によって生活リズムが崩れた際に、生理が遅れる・不正出血をする・生理痛が酷いなどの症状を体験したことがあるかもしれません。

このように、ちょっとした体や心の変化が女性ホルモンを乱す原因となり「生理」に影響を及ぼしてしまうのです。

では実際に、夜型の生活をすることで女性の体にどのような影響を及ぼすのか?なぜ生活リズムが乱れると生理不順につながるのか?女性にとって気になる、生活リズムの乱れにと生理不順の関係について詳しく取り上げていきましょう。

生活リズムが乱れると生理不順になる!?

人は、24時間を1日とし「朝は起きる、夜は眠る」ということを自然の習慣として身に付けているの動物です。

私たちの体は、この決まった生活リズムで体内時計が決まっており、自律神経・ホルモンの分泌・体温の調整・血圧・免疫・睡眠 などの、心身のバランスをとっています。

そのために「早寝・早起き」をし、生活リズムを整えることは「健康な心と体」を保つためにとても重要なのです。

では、生活リズムが崩れるとなぜ生理不順になるのでしょうか。

そのメカニズムを説明しましょう。

女性ホルモンには「エストロゲンとプロゲステロン」の2種類あり、生理周期をコントロールしています。女性ホルモンは卵巣から分泌されますが、その女性ホルモンをコントロールしているのは脳の「視床下部」です。

生理初日から排卵前までの卵胞期・排卵期はエストロゲンが分泌され、排卵後から生理が来るまでの黄体期はプロゲステロンが分泌されます。

睡眠不足が続くと、これら二つの女性ホルモンの分泌が低下してしまい、生理周期が乱れ「生理不順」を引き起こすのです。

また、脳の視床下部は女性ホルモン・自律神経・免疫系などのコントロールもしています。

脳は、睡眠不足やストレス、過度なダイエットなどの影響を受けやすく、脳の視床下部の働きが低下してしまうため、女性ホルモンや自律神経が乱れます。女性ホルモンの変化と自律神経は深い関係があるため、女性ホルモンが不安定になると、それにつられて自律神経も不安定になり、更に悪循環に陥ります。

まとめると、女性の体は、自律神経と女性ホルモンの周期で体調を整えており、どちらが乱れても生理不順の原因になってしまうのです。

睡眠時間と女性ホルモン


生活リズムで重要なのは「睡眠時間」にあります。

24時間のうち、どこかで7・8時間ほど睡眠を取ればいいのではありません。

ここにも、夜勤の方の生理不順の原因があります。

人が自然に「朝は起きる、夜は眠る」というリズムを繰り返せているのは、自律神経の働きがあるためです。

自律神経には交感神経副交感神経とがあり、日中は交感神経を優位にし体を活動させ、夜になると副交感神経を優位にし休息をとるために「睡眠」を誘発します。(自律神経と関わりのある脳内神経伝達物質セロトニンは日中の覚醒を促し、睡眠ホルモンであるメラトニンは休息を促すことで、体内時計の調整に関わっています)

夜の22時〜2時の時間帯はゴールデンタイムと言われ、女性ホルモン・成長ホルモンが一番活発になり、心身の調整を行うことのできる大切な時間帯です。日中の疲労を回復させ、体内の機能を正常にするためには、22時〜2時までの時間帯に出来るだけ多く睡眠を取ることが大事です。

夜のお仕事などで、この時間帯にしっかり睡眠が取れないと、心身の疲れが取れず、自律神経が乱れ、ホルモンバランスが崩れます。その結果、生理不順の症状が現れるのです。
生理不順を改善するには、良質の睡眠をとり「女性ホルモンを正常に保つ」ことも必要ということなのです。

規則正しい生活リズムで生理不順を改善

生活リズムを整えることは、生理不順を改善するための基本です。

 決まった時間に起床し朝日を浴びる

体内時計は朝日を浴びることでリセットし調整をしています。1日のスタートは朝日から始まります。

 朝食を必ず食べる

体が目覚めた後に活動するためのエネルギー補給をしましょう。朝一の糖質(ブドウ糖)は脳のエネルギーになりお仕事の効率もアップします。

 良質の睡眠を取る

夜の22時〜2時までの時間帯を出来るだけ多く睡眠を取りましょう。活動と休息を規則正しくとることが心身のバランスを整える土台になるのです。

最初はこの3つを意識することから始めてください。

生活リズムを一定に保てるようになれば、ストレスを癒す・運動をする・寝具を見直す など、自分に合った足りていない部分のケアを追加すると良いでしょう。

生理不順に悩む方で、夜遅くまでお仕事をされている女性は、生活リズムを整えること自体が難しいこともあるでしょう。

しかし、自分の体にどれだけの負担があるのかを知ることは大切なことです。